外国人研究者のための震災支援マニュアルおよび情報伝達に関するモデル開発
概要
[平成23~24年度(一財)新技術振興渡辺記念会助成事業]
本事業は、国が定めた第4期科学技術基本計画に基づいて外国人研究者の受入促進・ネットワーク強化をはかるための調査研究事業です。文部科学省からの委託により、JISTECが実施しました。
<事業背景>
国は、第4期科学技術基本計画(平成23年8月19日閣議決定)において、下記の通り定めています。
- 世界第一線の研究者を日本に集め、優れた研究環境と高い研究水準を維持する世界トップレベルの拠点の形成を促進する
- 日本を国際的な頭脳循環の中核的拠点とすべく、最先端の大型研究開発基盤を有する研究拠点の形成を進める
- 海外からの研究者の比率を10%とする
(第4期科学技術基本計画「基礎研究の抜本的強化」-「世界トップレベルの基礎研究の強化」より)
<実施内容>
JISTECでは、優秀な外国人研究者受入れのための方策等について下記の通り対応しました。
- 外国人研究者の受入状況等の調査
- 優秀な外国人研究者を日本に受入れるための施策の検討
- 外国人研究者の受入状況を把握するための全国の大学・研究機関へのヒアリングやアンケート調査
- 成功・失敗事例の収集・分析
- (追加調査)5.2011年3月に発生した東日本大震災が研究環境や生活環境に与えた影響(外国人研究者の離日や来日延期)や対応策に関する調査
本事業は平成23年度にて終了しましたが、調査報告の内、これまでの中国政府派遣研究員に大きく係る部分については成果報告書に、さらに外国人研究者受入についての調査は別冊にて取りまとめそれぞれ公開しています。