国内外の大学及び研究所の運営状況調査
概要
本事業は、一般財団法人新技術振興渡辺記念会から委託を受けてJISTECが実施している、科学技術に関する調査・分析事業です。
<事業の背景>
日本の科学技術の活動は、国際的にみて、近年その地位が低下してきていると言われています。例えば論文の生産量では、1998-2000年は米国やイギリスに次いで世界第3位であったものが、2008-2010年では米国、中国、イギリス、ドイツに次ぐ第5位に下がっています。また質も下がってきており、引用トップ10%に占める日本のシェアはほとんどの分野で低下しています。
政府は、科学技術イノベーションの創出を第4期科学技術基本計画における柱としています。世界最高水準の優れた知的資産を継続的に生みだすためには、日本が取り組むべき課題を明確に設定し、イノベーションの促進に向けて科学技術政策を総合的かつ体系的に推進していくことが求められています。
<実施内容>
- 科学技術イノベーションの出発点となる国内外の大学や研究機関の運営状況調査
- 日本の基礎研究開発の生産性が落ちてきている背景の分析
- 今後の大学、研究所等の運営に関する改善の方向の提言